これから5年で80%増!? 世界中で拡大する豆腐マーケット
1. 拡大する豆腐の世界マーケット
寿司、ラーメン、カレーライス、トンカツ、、、世界的な日本食ブームが続く中で、トレンドの中心となるメニューは少しずつ変わってきています。そんな中、日本食のメニューの中で今後、さらなる人気に火がつきそうなメニューが豆腐です。
インドの調査会社モルドールインテリジェンスによると、2017年の豆腐の世界市場規模は9.3億米ドルで、2024年には80%増の16.6億米ドル(約2500億円)に達すると予測されています。さらに、ヴィーガン人口の増加や食肉生産による温室効果ガスの削減を目指す動きの加速により、2029年度には29.4億米ドル(約4500億円)まで市場が拡大する見込みです。
2024年から2029年までの5年間で豆腐マーケットはじつに80%も拡大することが予想されているのです。
では、なぜここまで豆腐がいま、注目されているのでしょうか?
2. 豆腐の歴史と日本料理
もともと豆腐は唐の時代の中国が発祥で、600~800年頃の仏教の伝来とともに日本に伝わりました。当初は僧侶や貴族など特別階級の食べ物でしたが、1400年~1500年頃の室町時代からは精進料理に使われるようになり、その後、江戸時代には庶民の食材として広まりました。天明2年(1782年)に刊行された「豆腐百珍」には100種類もの豆腐料理が紹介されています。
豆腐の製造過程は、大豆を水に浸して膨らませ、擂り潰して煮立て、豆乳を絞り出し、冷めないうちに苦汁(にがり)を加えて凝固させ、型に入れて脱水することで完成します。日本だけではなく、中国、韓国、北朝鮮、台湾などで日常的に食べられていますが、日本の豆腐はその滑らかな食感と大豆の素材の味わいが特徴で、どの料理にも合わせることができ、料理人たちに重宝され、さまざまなレシピが開発されてきました。
また、日本では、絹豆腐、木綿豆腐、寄席豆腐、ゴマ豆腐、湯葉など様々な豆腐が作られ、古くから日本人の食卓を彩ってきました。
3. なぜ今、豆腐が注目される食材なのか?
みなさんもご存じの通り、豆腐は低カロリーで高たんぱく質、カルシウムを含む健康食品として注目されています。木綿豆腐1丁(300グラム)の85%は水分で、このうち、たんぱく質が20グラム、カルシウムが360ミリグラム含まれ、カロリーは200キロカロリーと低いことで知られています。
アメリカで1975年に出版された『ザ・ブック・オブ・トーフ』が10万部も売れたことがきっかけで、欧米でも豆腐が広く知られるようになりました。
豆腐を使った日本食レストランの定番メニューとして、豆腐ステーキや揚げ出し豆腐が挙げられますが、最近ではベジタリアンやヴィーガンの代用食材として、豆腐はチーズや肉の代わりとしても多用されています。
また、Z世代のカリスマとして君臨する、ビリーアイリッシュも豆腐ヌードル好きとして知られており、幅広い世代に豆腐は浸透していることがうかがえます。
4. OOEDO TOFUについて
世界で販売されている豆腐は、全工程を機械で行われるものがほとんどなのですが、マレーシアにおいて日本の職人が丁寧に手作りしている豆腐が販売されていることをご存じでしょうか。この豆腐はOOEDO TOFUというブランド名で販売されており、絹豆富、木綿豆富、朧豆富、厚揚げ、がんも、湯葉、黒ゴマ豆富と幅広いメニューが作られています。
原料にもこだわり、日本から輸入したNON-GMOの大豆と沖縄から輸入したにがりを使っています。
また、豆腐の成分の80%以上をしめる水にもこだわっています。豆腐づくりの原料としてミネラルやカルシウムを多く含んだ硬水を使うと、水の中のカルシウムと大豆のたんぱく質が結合して、豆腐が固くなってしまうため、OOEDO TOFUの豆腐作りに使用する水は上水後、軟水器を使い水の硬度を調整することで、なめらかな触感を楽しめる豆腐となっています。
豆腐作りの過程をできる限り、日本の環境に近づけているのがOOEDO TOFUの特徴であるといえるでしょう。
OOEDO TOFUの豆腐は、日本食関係者でも評価されており、有名日本食レストランとも取引があり、マレーシア在住日本人からも人気の高い商品です。Japan Qualityの美味しい豆腐に興味のあるレストランやサプライヤーの方は、和食エージェントに問い合わせをしてみてください!