日本人シェフの平均給料の相場は?

日本人シェフの採用面接時に採用担当者が悩むことのひとつとして、給料の提示が挙げられます。給料が低すぎてオファーを辞退されても、また、給料が高すぎて経営を圧迫することになっても困りものです。もちろんお店やポジションによって給料が異なることは当然なのですが、ある程度の相場を理解した上で給料提示をしたほうが、お互いに納得する確率は高まることでしょう。

1. 日本における料理人の平均給料について

まずは、日本における料理人の平均給料について説明します。2018年に厚生労働省が発表しているデータによると調理師の平均給料が約342万円です。日本人の平均給料が433万円ですので、一般的な給料よりも飲食業界は給料が安い、と言えます。

また、よくある質問として、寿司を含めた日本料理の若手、2番手、料理長の平均給料を知りたいという問い合わせを頂くのですが若手で250万~350万、2番手で350万~500万、料理長で400万~600万円程度が相場です。もちろん、各店によって給料は異なりますし、高級店の料理長では600万円以上の給料もありえます。

上記給料から所得税や保険、年金などを引いた75~80%程度が手取りの給料となります。

2. 海外における日本人料理人の平均給料について

「日本人の日本料理人が海外に出ると給料が上がる」

これは日本の飲食業界では広く知られていることです。もちろん、どこの国で働くか、どんなポジションで働くかにもよりますが、同じスキルで働くのであれば、平均給料342万円(約3万USD)の日本より、海外の方が給与面では評価される可能性が高いと言えます。

以下、米国、イギリス、シンガポール、香港における日本人向けの求人の年収イメージです。比較がしやすいように、すべてUSD表記にしています。

国名 若手 料理長、2番手
米国 30,000~60,000 50,000~100,000
イギリス 30,000~50,000 50,000~80,000
シンガポール 4,5000~60,000 50,000~100,000
香港 30,000~50,000 50,000~100,000

上記4か国を含め、世界中で日本食レストランが激増(2006年に24,000店だったのが2019年には156,000店まで増加)している事もあり、日本人シェフはどの国でも人手不足で、彼らの給料は他の料理のシェフよりも高めの傾向があります。そして、海外での転職を希望する日本人シェフもそれをよく理解しているのです。

3. 採用時に提示すべき給料額について

「転職するなら給与面でもっと評価してもらいたい」

これが一般的な転職者の本音ではないかと思います。お店の採用担当者から、採用時にいくら提示するべきか分からないという相談をよく頂きますが、まずは候補者の現在の年収(税引き前と税引き後)を確認してみてください。そのうえで、まずはこの金額よりもいい条件を提示できるか、検討してみてください。後々のトラブルを避けるためにも、税引き前、税引き後の両方の金額を伝えることをお薦めします。

お給料としてお支払いできる金額以外にチップなどの収入もあれば、それも併せて説明しましょう。日本ではチップの慣習がないため、候補者によってはチップのある国で働くことが魅力的に感じる可能性もあります。

現在の収入を超える給与が提示できない場合、他の福利厚生で待遇の良さをアピールするべきです。日本では収入の30%~40%は家賃に消えると言われていますが、たとえば家賃補助がある、会社が無料で寮を提供する、などもアピールポイントになります。また、長時間労働で有名な日本の飲食業界と比べて、労働時間が短い、きちんと休みが取れる、などといった点も積極的に説明しましょう。

現在の給料よりも高い給料を出せない場合でも、給与以外の労働条件などをきちんとヒアリングした上で、不満に思っている点を解消し満足の出来る条件を提示できれば、採用の可能性があるかもしれません。

スキルがあるにも関わらず給与面や労働条件などで正当な評価を受けていないと感じている日本人シェフは多く、条件がよければ転職を望んでいます。給料を含め、どのような条件でオファーできるか、検討してみてください。

4. 採用に困ったら?

「日本人寿司職人に向けた自分の店のアピールポイントが分からない」
「こんな人材採用したいのですが、どうやっていいかわからない」
「以前自分たちで採用活動して失敗したので、今回は人材会社で本当に良い寿司職人を見つけてほしい」
「日本語ができるスタッフがいないので、日本人採用業務を丸投げしたい」

など採用に困りごとがありましたら、和食エージェントにまでお気軽にご相談ください。

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