タイで働く日本人和食料理人のための総合ガイド

タイでは日本食(和食)の人気が高く、首都バンコクを中心に寿司をはじめ様々な和食レストランが増加してきました。
日本貿易振興機構(JETRO)の調査によると、2024年時点でタイ国内の日本食レストランは5,916店に達し、前年から2.9%増加しています。内訳を見ると、寿司専門店は1,279店あり、ラーメン店802店、居酒屋480店など、多彩な業態に広がっています。


ただし近年は急増した寿司店の閉店も相次ぎ、2024年は新規開店181店に対し274店が閉店するなど、寿司業態は前年比6.8%減と供給過多で縮小傾向にあります。一方で居酒屋や蕎麦・うどん店といった他業態が人気上昇中であり、特にバンコクやその近郊ではそうした新コンセプトの和食店が増えています。また中国資本による低価格チェーンの台頭も競争を激化させ、日本食レストラン各社は価格戦略や品質向上で対抗する動きです。

タイ人の日本食需要は依然高く、近年日本を訪れるタイ人旅行者の増加も手伝って本格的な和食や高品質の寿司・ラーメンを求める声が強まっています。総じて、タイ市場は拡大を続けつつも競争が激しく、特に首都圏では価格競争と差別化が生き残りの鍵となっています。

2. ビザと労働許可証の要件

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タイで合法的に就労するには、就労者向けビザ(ノンイミグラントBビザ)と労働許可証(Work Permit)の両方が必要です。

通常、タイの雇用主が就労ビザ取得をスポンサーし、必要書類を準備してくれます。
手続きの流れとしては、まず日本にいる段階で在タイ大使館・領事館にてノンイミグラントBビザを取得し、それを持って入国後に労働許可証を申請する形になります。

労働許可証の申請には雇用主側の会社書類(登記簿や納税証明など)や雇用契約書、本人の経歴書・卒業証明、健康診断書など多数の書類が必要となり、通常は雇用主の人事担当者や代行業者が書類整備から申請までサポートしてくれます。

タイ当局は外国人労働者の受け入れに際し一定の要件を設けており、雇用企業に対しては資本金やタイ人従業員数などの条件、労働者本人については国籍別の最低給与額(日本人の場合は月額5~6万バーツ程度)などの基準があります。ビザ・労働許可の有効期間は通常1年単位で、毎年更新が必要です。
なお就労ビザ・許可取得後は現地の社会保険(後述)への加入も可能となります。基本的にビザと労働許可の取得手続きは受け入れ企業がスポンサーとなって行うのが通例なので、求職時にはこのサポートがある求人か必ず確認しましょう。

3. 給与・雇用条件

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給与水準は経験や役職に応じて幅がありますが、現地採用の日本人シェフの場合、おおよその月給目安は約80,000バーツ~150,000バーツ前後です。


例えばバンコクの高級寿司店では三番手クラスで月給8万バーツ程度、二番手で12万バーツ、料理長クラスでは16万~20万バーツに達するケースもあります。雇用形態としては、多くが現地法人との直接契約(ローカル雇用)で、一部ホテルチェーン等では日本本社からの駐在待遇となる場合もあります。駐在契約の場合、住居提供や車両支給・年一時帰国費用など手厚い福利厚生が付く一方、現地採用では基本給+手当が中心です。

福利厚生・手当について、企業によって差はあるものの、住居関連のサポートが付く求人は多く見られます。例えば社宅提供(会社が契約した住居を無償または低額で貸与)や、住宅手当(家賃補助)として毎月定額を支給するケースがあります。初めて海外で住居探しをする負担を考慮し、仮に家賃補助が無い場合でも現地での物件探しをサポートしてくれる企業もあります。

交通費は勤務地や職種によりますが、支給される場合と自己負担の場合があります(都市部では社用車より公共交通利用が一般的です)。食事は賄い(まかない)提供がある飲食店も多く、勤務日の食費負担が軽減されるでしょう。勤務時間と休日は業態によります。

一般的にレストランでは昼・夜の二部営業に合わせてシフトが組まれ、1日あたり実働8~10時間程度+休憩というケースが多いです。忙しい店舗では残業やシフト延長もありますが、その分は残業代やサービス料分配などで補填されることもあります。休日は週1日~週2日が一般的で、繁忙期には変則的になることもあります。
社会保険・医療については、タイでは企業が日本のような厚生年金制度はありませんが、社会保険基金への加入があります。正規に労働許可を取得した外国人はタイの社会保険に加入でき、給与から毎月約750バーツ(約2,500円)が控除されます (企業も同額負担)。これにより公立病院での医療費補助などが受けられます。

ただし民間の医療保険については会社が契約する団体医療保険に加入させてもらえる場合もありますが、そうでない場合は自分で任意の保険に加入することになります。代表的な加入可能な保険会社として、現地の日系保険(東京海上グループ等)やAIA等が挙げられており、働き始めたら早めに検討すると安心です。

総じて、タイで働く日本人シェフの雇用条件は「月給+住宅手当+ビザ取得サポート+(場合により医療保険)」といった組み合わせが一般的です。
求人票を見る際には、それら手当の有無や条件をよく確認し、自身の希望と合致するか検討しましょう。

4. 生活環境と生活費

タイでの生活は日本に比べて全体的にコストパフォーマンスが高いと言われます。

単身でバンコクに暮らすモデルケースでは、1ヶ月の生活費合計は約36,700バーツ(約14万円)との試算があります。内訳として家賃約12,000B、食費12,000B、水道光熱費1,200B、通信費500B、交通費1,000B、交際・雑費10,000B程度のイメージです。もちろんライフスタイルによって変動しますが、多くの日系企業が「日本人現地採用者の最低ラインは月給50,000バーツ」としているのは、この生活費水準を踏まえてのことです。月5万バーツであれば、贅沢を控えれば十分生活可能で、工夫次第では貯金も可能でしょう。

住居:

バンコク都心部のコンドミニアム(サービスアパート含む)でも、日本より安い賃料で快適な物件を借りられるのが魅力です。単身向け1ベッドルームの場合、家賃相場は月8,000~20,000バーツで、12,000バーツ支払えばかなり選択肢が広がります。少し郊外に出れば10,000バーツ以下でも清潔で居心地の良い住居が見つかります。

高級コンドミニアムではプールやジム、24時間警備といった付帯設備も充実しており、日本の都会生活より快適との声もあります (一方で古い建物では水圧が弱い、トイレに紙を流せない等の違いもあります )。
セキュリティ面は管理人やオートロックが一般的で、治安も概ね良好です。

食費:

食事は外食中心の生活でも、日本と比べ安く済ませることができます。タイ料理の屋台やフードコートであれば1食50~100バーツ程度(約150~380円)と格安で、毎日ローカル食中心なら月に5,000~9,000バーツで収まります。

一方で日本食レストランは1食200~300バーツ程度(約800~1,200円)と割高なため、毎日和食ばかりだとかえって日本にいるより食費がかさむ場合もあります。実際、現地在住日本人へのアンケートではタイ料理中心の人で月約10,500B、日本食中心だと20,000B以上という結果が出ています。
つまり日本のものとローカルのものを上手に織り交ぜることで生活コストを抑えられるでしょう。バンコクには日本食材店や日系スーパー(伊勢丹フードホール、フジスーパーなど)もあり、日本の調味料や食材は手に入りますが、輸入品ゆえ割高です。

交通:

バンコク首都圏は高架鉄道BTSや地下鉄MRTが発達しており、移動は公共交通とタクシーを組み合わせれば便利です。電車賃は1回数十バーツ、月額定期はありませんが月1,000バーツ程度の利用で収まる人が多いです。タクシー初乗りは35バーツと安く、日本の1/10程度の料金で乗れるため、渋滞時や雨天時に活用できます。
バイクタクシーや配車アプリ(Grabなど)も安価で使い勝手が良いです。駐在員で車を運転する人もいますが、タイの交通事情は渋滞と事故の多さに注意が必要です。運転には国際免許またはタイの運転免許が必要となります。

住居:

バンコクにはサミティベート病院やバムルンラード病院など世界的に評判の良い私立病院が複数あり、医療水準は非常に高いです。日本語通訳のいる病院もあり、安心して受診できます。
ただし費用は割高になるため、先述のとおり民間医療保険への加入や会社からの医療保険提供が重要です。また日常的な風邪や軽い病気なら、社会保険で指定の公立病院を無料または低額で利用することもできます。薬局も街中に多く、日本の市販薬に似たものが手に入ります。

安全性と文化:

タイは「微笑みの国」と呼ばれるように人々が穏やかで親日的であり、他の東南アジア諸国と比べても治安は安定しています。日中であれば女性が1人で歩いても問題ないレベルで、主要エリアには観光警察も巡回し安全が保たれています。
もっともスリや置き引きなど軽犯罪はゼロではないため、多額の現金を持ち歩かない・人気のない場所を深夜に歩かない等、基本的な注意は必要です。政治デモ等が起きることもありますが、巻き込まれないよう情報収集していればリスクは避けられます。


文化面では、タイ独自のマナーや習慣にも配慮しましょう。仏教国なので僧侶への尊敬や寺院での服装規律があり、また王室への批判は法律で厳禁です。職場では時間におおらかな反面、敬称や礼節を重んじる文化があります。年長者や上司には丁寧な対応を心がけ、怒りや不満を公然と表に出すのは忌避される傾向です(タイの人は衝突を避ける穏やかな気質です)。

言語はタイ語が公用語ですが、バンコクでは多くの人が簡単な英語を解します。和食店勤務の場合、職場でタイ語・英語が飛び交うこともありますが、日本人客相手には日本語対応できる場面もあるでしょう。日本人社会も大きく、バンコク首都圏だけで約5万人の日本人在留者が暮らしています。

日本人学校や補習校、日本人会もあり、生活面で困った際はコミュニティの助けも得られます。以上のように、タイでの生活は安全で快適と言えますが、現地のルールや文化を尊重しつつ、ローカルの利便性も取り入れることが充実した生活のポイントです。

5. 採用難易度と求人ルート

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タイにおける日本人和食シェフの求人ニーズは比較的安定して存在しています。
先述のように和食ブームが続く中で、高品質な日本食を提供するために日本人料理人を求める飲食店やホテルは一定数あります。特に高級ホテル内の和食店や、富裕層・日本人駐在員をターゲットにしたミドル~ハイエンドの寿司店・懐石店では、日本人シェフの経験と技術に対する需要が根強いです。

一方で、全ての日本食店が日本人を雇うわけではなく、コスト面から現地人シェフを育成している企業も多いのが実情です。そのため即戦力となる高度な技能や経歴を持つ人材ほど有利であり、逆に経験が浅かったり高齢で最新トレンドへの適応が乏しい場合は、求人企業から敬遠される可能性もあります。
例えば寿司職人の場合、タイ人や近隣国出身でも日本で修業経験を積んだ優秀な人材が増えており、英語も堪能で地元ニーズを理解しているケースもあります。


雇用主は「なぜ日本人を高いコストで雇うメリットがあるか」を考えるため、自分の強み(職人技術、メニュー開発力、マネジメント経験など)をアピールすることが大切です。

総じて、求人自体の絶対数は多いものの、希望するポジションに就く難易度は自身のスキルと経験次第と言えるでしょう。求人獲得ルートとしては、大きく3つのチャネルがあります。

①人材エージェント/リクルーター

日本人向け海外求人に強いエージェントを通じて紹介を受ける方法です。
和食シェフ専門の「和食エージェント」のように業界特化の会社や、RGF・JACなどタイ求人を扱う大手日系エージェントがあります。

エージェント経由の利点は、非公開求人にアクセスできることや、現地企業との調整・面接日程調整、給与交渉の代行など転職活動全般をサポートしてもらえる点です。特に初めての海外就職では心強いでしょう。

②日本国内の調理学校・紹介ネットワーク

寿司アカデミー等の調理師学校が海外求人を仲介するケースや、知人の紹介で現地採用につながるケースもあります。例えば東京すしアカデミーはタイを含むアジア各国の求人情報を提供しており「タイでは日本人シェフの給与は5万バーツ以上、経験者なら7~8万バーツ以上が期待できる」など具体的な情報を発信しています。業界内ネットワークを活用することで、信頼性の高い求人に巡り合える可能性があります。

③直接応募/現地応募

自らタイに渡り、現地の日本食レストランやホテルに飛び込みで売り込みをかけたり、タイの求人サイトに掲載される募集に直接応募する方法です。タイのローカル求人サイト(JobThaiやJobsDB)にも日本人向けの求人が掲載されることがあります。

ただ言語面のハードルや交渉面の不安もあるため、現地に慣れている人向けと言えます。最近ではLinkedInやFacebookのコミュニティで日本人シェフ募集の情報が出ることもあります。現地在住の日本人ネットワーク(フェイスブックのタイ日本人会グループ等)から情報収集するのも有用です。なお、採用選考ではオンライン面接が主流になりつつあります。タイの企業とZoom等で面接を行い、採用が決まったらビザ書類を郵送してもらい来泰…という流れが一般的です。即戦力採用の場合、トライアルとして短期契約で現場に立ってもらいお互い様子を見るといったケースもあります。

総合すると、タイで職を得る難易度は「需要はあるが競争もある」状態です。高まる現地人シェフの台頭に負けないよう、自身の強みを研鑽しつつ、多様な求人ルートを活用してチャンスを広げることが肝心です。

6. キャリアアップ事例

タイで活躍し、キャリアアップを遂げた日本人シェフの成功例をいくつかご紹介します。

ケース1:

親子で夢を叶えた寿司店オーナーシェフ – 京都出身の藤林大さんは日本で修行を積んだ後、2002年にお父様(寿司職人)と共にタイへ移住し、バンコクで和食店「大の樹」を開業しました。
日本では叶わなかった親子二人三脚での店経営という夢を、タイという地で実現した形です。「大の樹」は高級和食店として成功を収め、藤林さんはタイで20年以上のキャリアを築くオーナーシェフとなっています。タイ人にも本格和食を提供し続け、現地に根差した繁盛店を作り上げた好例と言えるでしょう。

ケース2:

日系焼鳥チェーンを引っ提げて独立 – 桑原克宜さんは大学時代にアルバイトしていた関西の焼鳥チェーン「やきとり一番」で店長まで経験し、同チェーンのタイ進出に合わせてバンコクに渡りました。
研修で受け継いだ“継ぎ足し秘伝のタレ”を武器に、2016年前後にバンコクで直営店「炭焼やきとり一番」をオープン。日本と変わらぬ味と品質を現地価格で提供する努力が実り、タイ人客にも人気の店へ成長させました。現在は現地採用スタッフと奥様(タイ人)と共に店を切り盛りし、若くして海外で独立開業を果たした成功例です。

ケース3:

高級寿司店の料理長に昇進 – 平澤仁さん(埼玉県出身)は20代半ばでタイに渡り、バンコク・トンロー地区の寿司店「鮨忠」で板前としてスタートしました。  日本での修業経験を活かし着実に実力を示した結果、30歳前後で同店のヘッド寿司シェフに抜擢されました。
週3回日本直送の魚を扱う本格店でタイ人スタッフをまとめ、現地日本人顧客のみならず富裕層タイ人からの信頼も得ています。彼のように現地採用から数年で料理長に昇進するケースもあり、実力次第で責任あるポジションを任されるチャンスがあることを示しています。

ケース4:

現地生まれ日本人の多店舗展開 – バンコク生まれの石井良治さんは日本人の家庭で育ち、2010年代にバンコクの日本人街タニヤで居酒屋「酒の店」を創業しました。  その後も2号店を開き、現地に根付いた人気居酒屋として繁盛しています。石井さんはタイと日本の文化両方を理解する強みを活かし、日本人出張者からタイ人まで幅広い客層を獲得。タイ生まれというバックグラウンドを武器に、ローカルマーケットで成功した異色の日本人シェフです。

これらの事例からも、タイには様々な形でキャリアを築くチャンスがあることが分かります。自分で資金を投じて店を開く道、日系チェーンの海外進出を任される道、現地で腕を磨いて昇進する道――いずれにせよ、情熱と努力次第で大きな成果を上げられる環境がタイには存在しています。

成功したシェフ達も口を揃えて「最初は苦労も多いが、タイで挑戦して良かった」と語っており、異国の地で信頼と実績を積むことが自身の成長につながるでしょう。

7. タイを選ぶメリット(他国との比較)


数ある海外候補地の中でタイが和食人材にとって魅力的な理由をまとめます。

低コストで挑戦しやすい

タイは生活費や開業コストが比較的低く、海外挑戦のハードルが高すぎない点がメリットです。
他のアジア主要都市(例:シンガポールや香港)に比べても物価が安く、店舗物件の賃料や人件費も抑えられるため、自分の店を出す場合の初期投資も小さく済みます。

実際、タイで独立開業した日本人シェフからは「日本で店を構えるよりずっと少ない資金でスタートできた」という声が聞かれます。また企業側にとっても日本人シェフを雇いやすい環境があり、お互いにチャンスが生まれやすい土壌と言えます。

日本からの距離・アクセスの良さ

バンコクと日本(東京間)は飛行機で約6~7時間、時差もわずか2時間と近接しています。
LCCの台頭で航空券も安価なため、一時帰国や家族の訪問もしやすく、心理的な距離感が近いのは安心材料でしょう。
新鮮な食材も日本から頻繁に空輸できる距離にあり、毎週のように日本直送の魚や食材を使った料理を提供する店もあります。日本との物理的・時間的な近さは、仕事面・生活面双方でメリットになります。

親日的で暮らしやすい環境

タイは長年にわたり日本企業の進出が盛んで、日本人社会が充実しています。
上述のように在留邦人は約7万人と世界でも有数で、日本食材や日系サービスが手に入りやすく、日本語の通じる場面も多々あります。  外国暮らしでありながら、日本の良さも享受できる生活環境が整っている点は、他国にはない魅力です。


治安も比較的良く、温暖な気候で一年中過ごしやすいこと、ゴルフやマリンスポーツなどリゾートも満喫できる点もライフスタイルの魅力でしょう。
プライベート重視の欧米に比べ、アジア圏のタイはホスピタリティが高く助け合い精神も感じられるため、異文化でも馴染みやすいと感じる日本人は多いです。

成長市場でキャリア機会が豊富

タイ経済は堅調な成長を続ける新興国であり、飲食業界も変化とチャンスに富んでいます。
新しい業態やコンセプトを受け入れる土壌があり、やる気次第で若くして大きなポジションを任されることもあります。これは年功序列が根強い日本国内と比べ、大きな違いです。
特に和食はタイ人に人気が高く、JETROの調査でも「タイ人に最も馴染み深い外国料理は日本食」とされています。
この需要の高さゆえに、腕のある和食シェフには引く手あまたの状況が今後も続くと見込まれます。さらにタイで実績を積めば、その後他国(例:ベトナムやマレーシア)でのキャリア展開もしやすく、東南アジア全体を視野に入れた活躍も期待できます。

以上のように、コスト・距離・環境・市場性の面でバランス良く恵まれているのがタイの魅力です。
他国赴任の選択肢として欧米や他のアジアもありますが、言語の壁やビザ取得難易度、生活コストなど総合的に見ると、タイは総合的な働きやすさが光るエリアだと言えるでしょう。
「アジアでキャリアアップしたい」「将来は自分の店を持ちたい」と考える和食プロフェッショナルにとって、タイは挑戦先として有力な候補となります。

8. 和食エージェントによるサポート

最後に、皆様のタイ就職・転職を力強く支援する「和食エージェント」のサービス内容についてご紹介します。
和食エージェントは海外で活躍したい日本人料理人と海外の和食飲食店をつなぐ人材紹介・キャリア支援サービスです。
具体的には次のようなサポートを提供しています。

無料の転職相談と求人紹介

まずご登録いただいた方一人ひとりと丁寧に面談を行い、希望条件やスキルをヒアリングします。
タイを含む各国の市場特性、給与相場、生活環境、雇用主の情報などを包み隠さずお伝えし、ミスマッチが起きないようサポートします。

その上で、希望に合った求人を紹介し、書類応募から面接日程調整までコーディネートします。和食エージェントは世界中の和食レストランから寄せられる豊富な求人情報を保有しており、タイ国内の寿司職人求人も多数取り扱っています。
公開求人だけでなく非公開求人にもアクセスできるため、自分では見つけられない好条件のポジションに出会える可能性があります。

ビザ取得・渡航サポート

海外転職で最も不安な就労ビザ取得や渡航手配についても、和食エージェントがサポートします。
求人紹介先の企業と連携し、内定後のビザ申請手続きが円滑に進むようフォローします。


必要書類の案内や、渡航前後の段取りについてアドバイスを受けられるため、初めての海外就職でも安心です。
「ビザ取得サポートを会社が行ってくれるか必ずチェックしましょう」というポイントも、弊社経由の求人であれば事前に確認済みです。

入社前後のフォローとキャリア形成支援

和食エージェントはマッチングして終わりではありません。
海外では日本と商習慣が異なるため「聞いていた話と違った」という事態が起こらないよう、入社条件の細部まで双方で認識合わせをします。万一トラブルが発生した場合も間に入って調整し、安心して長く働けるようサポートします。

また、一定期間勤務した後のキャリア相談にも応じており、「別の国でも挑戦してみたい」「帰国して経験を活かしたい」といった将来設計についてもアドバイス可能です。
和食エージェント自身、海外在住日本人チームで運営している強みを活かし、現地生活の知恵やビジネス慣習まで含めトータルでサポートしています。

企業との太いパイプ:

和食エージェントは飲食業界に特化したサービスゆえ、タイをはじめ各国の和食店経営者やホテル飲食部門とのネットワークを有しています。
そのため求人企業側から求める人物像や期待される役割を深く把握しており、求職者にはその情報を包み隠さず提供します。


さらに、求職者の方の海外適性も見極め、場合によっては登録を控えさせていただくこともあります。
これは短期的なマッチングではなく、長期的な成功を重視しているからこそです。結果として、「海外に向いていない人を無理に送り出して不幸にしない」「送出した料理人が各地で活躍し和食の評判を高める」という好循環を生み出しています。
和食エージェントのサービスは基本的に全て無料で利用できます(手数料は求人企業から頂戴しているため、求職者の方の金銭負担はありません)。利用にあたっては当社ウェブサイトから気軽にご相談登録が可能です。

タイでの就職を検討する皆様にとって、和食エージェントは心強い伴走者となります。
ビザ申請や現地生活情報といった実務面の支援はもちろん、キャリアカウンセリングを通じて「海外で働くとはどういうことか」「タイで成功するために何が必要か」を一緒に考えます。
海外で働くことには大変なこともありますが、それ以上に得られる刺激や経験は計り知れません。


和食エージェントは、多くの日本人料理人がタイでその才能を開花させ、現地の人々に和食の素晴らしさを伝える一助となれるよう尽力しています。
ぜひ私たちのサポートを活用し、タイでの新たな一歩を踏み出してみてください。
きっと皆様のキャリアにとって貴重な飛躍の機会となることでしょう。

(お問合せ・無料相談:和食エージェント公式サイトまたはLINE@より随時受付中) 

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